プログラミングの勉強を始めたいと思います。
少しずつですが、その過程を新しいカテゴリーで公開していきます。自分の勉強のモチベーションを保つ意味もありますが、もしかすると皆さんにも少しは役立つ情報になるかもしれません。
プログラミングの勉強を始めようと思ったきっかけは、以下のようです。
学生時代のプログラミングとの出会い
大学4年で研究室に入った当時は、データやプログラムが書き込まれた紙のカードを、電算機センターの機械に読み込ませて計算させていた。
答えが出るまでに短くても半日、その後、紙に出力させるのにまた時間がかかって、出力を見るのは次の日というのも当たり前だった。そういえば、記憶媒体が紙から直径30cmぐらいの磁気テープに変わり始めていた時代。
私は耐震研究室でFEMやBEMの解析をしていたが、電算機センターと直接つながるモニター付きの端末があることで、他の研究室からは羨ましがられていたっけ。
論文を書くのも万年筆指定。図はロットリング、インクで描いていた。
いまから思えば、可笑しいくらいに非効率な時代である。
研究テーマは、地震時の地盤ー構造物の振動解析プログラムの開発である。
プログラム言語は、FORTRUN。
ちょうど隣の研究室では汎用性のある言語だと言って、BASICを使い始めていた。
いまの若い方からすると、プログラミングの意味がすこぶる狭く感じるかもしれない。
しかし、工学系の学生はFORTRUN、BASICが主流だった。たぶん、今でもFORTRUNで簡単な計算プログラムなら作れるのではないか...体力が続けばだが...
就職後の職場環境とプログラミング
就職後、設計の部署に配属された。
当時はプログラム開発の部署があった。現在のように気の利いたソフトウェアが販売されていなかったこともあり、各企業内で計算プログラムを開発するのが当たり前だった。
就職後しばらくすると、人件費の削減からプログラミングは外注へ変わり、計算プログラムだけでなく、CADの開発等も手掛けるようになった。
さらに数年すると、さらなる人件費の削減と、各企業でのプログラム開発の非効率さが認識さるようになり、実務で使用するプログラムはソフト会社の製品を買うことが当たり前となっていった。
仕事で要求されるのは、ワープロ(一太郎からwordへ)、表計算(ロータスからMultiplan、EXELへ)、AutoCadと、開発用のFORTRUNが少し。
50歳を過ぎ頃には、若い人がVBAで簡単な計算を片づけたり、解析結果をコンター図で出力したり、3DのCADを始めたり、プログラミングといっても昔とは比べると格段に幅広くなった。
しかし、歳を取るほど実務から離れていくため、もう追いつけない。
正直、どんなプログラミングの分野があるのかも分からない状態である。
いま勉強したいプログラミング
特に仕事に支障があるわけではないし、定年後の仕事とすることも難しいだろうから、急いでプログラミングの勉強を行う必要はない。
しかし、少しずつでも分からないことを減らしていきたいと思う。
いま求められているプログラミングにはどんなものがあって、どんな方向に進もうとしているのかぐらいの事は知っておきたい。VBAから始めたとしても、AIの仕組みや3D図面、動画の仕組み、スマートフォンで使われているプログラム言語などを知っておきたい。
若い方たちからは笑われそうですが、少しずつでも勉強していきます。
ボケ防止のためにも。
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