論文作成などで、数式のフォントが指定されている場合や、英数字用のフォントが指定されている場合に、どうしてもギリシャ文字のファイが φ と表示されて困ったことはありませんか?実はギリシャ文字のϕには2つあり、フォントによって表示が異なるんです。たとえば、指定されることの多い英数字用のフォントであるTomes New Romanの場合には、Unicode U+03D5 を使えば、一般的なファイが表示されます。
ギリシャ文字を文字変換入力した場合
WordやExcelで直接”ふぁい”と入力して文字変換すると、
フォントによって表記が変わります。
でも論文や投稿文の場合にはフォントが指定されている場合が多いので、仕方なくファイだけMS明朝にするなどにより対応した経験はないでしょうか?
φには2つの文字がある
実はギリシャ文字φには2つの文字があります。
IMEパッドでギリシャ文字を見てみると、Unicodeの U+03C6 と U+03D5 があります。
Times New Romanで一般的なファイを表記したい場合には、U+03D5 を使用します。
ちなみに、Tomes New Romanと游ゴシック、MS明朝で2つのファイを表記してみると、フォントによって表記が異なることがわかります。
以上、参考になれば幸いです。
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